先日散骨のお手伝いをさせて戴いたこともあり、
高倉健さん主演の映画を観に行ってきました。

妻の死後受け取った葉書には、生まれ故郷の海に散骨して欲しいと記されていました。

困惑しながらも 妻の真意を知るために富山から長崎平戸へと旅を始めるのです。

雲の上に浮かぶ竹田城址の美しいロケーションの中
亡き妻が歌う「星めぐりのうた」は切ないのに
それでいて あたたかいものが心に満ちていくのを感じました。

妻の遺志を受けとめ 散骨する決心を固めるまでの葛藤が、繊細に表現されていて秀逸でした。

散骨は
愛する人ともういちど別れる決心をしなければならないのです。

喪家様の悲しみに寄りそうために
葬儀に携わるものにまず観てほしい映画だと思いました。

姪浜会館 小川