人を魅了するもの~福岡で静かに進化してきた今時の霊柩車~

霊柩車ときくと皆さん、どのようなイメージを持たれるでしょうか。

40代以降の方だと昔ながらの豪華な装飾のものを想い浮かべる方も
いらっしゃるかもしれません。

しかし、現代を走る霊柩車はその姿からは大きく姿を変えてきており、
一瞬みただけではそれが霊柩車と思う方は少ないのが現状です。

時代の流れだけではなく、大切な人を丁寧に見送りたいという
ご家族の想いが静かに込められているんですよ。

天国社があるここ福岡でも霊柩車事情がずいぶんと変化してきました。

そこで今回は、今時の霊柩車事情についてご紹介致します。

変わっていく見送りの形・・・

昔とは違い、現代の霊柩車は控えめな姿となってきた背景は、
そもそも葬儀自体の変化があります。

社葬や一般葬から家族葬というような小規模な葬儀が当たり前となり、
「大勢に見せる」よりも「家族が落ち着いて見送りたい」葬儀へと
人々の価値観が変化していきました。

外見はシンプルな霊柩車が多いのですが、
車内では故人様を柔らかく照らす照明も施されているため、
一緒にご乗車される家族の方にとってもゆっくりと寛いでいただけます。

技術と願いがつくる新しい旅立ち

霊柩車の変化は、時代の技術の進歩にも大きく関わっておいます。
その理由の一つに、安全基準が厳しくなった事が挙げられます。

装飾が多い昔の霊柩車を維持していくのは難しく、
火葬場によっては大型の宮型タイプが入りにくいという事もあります。

その為、現在当たり前のように使用されているミニバン型・ワゴン型が
選ばれるようになりました。

さらに近年では、ご存じのように車業界では
新たに「電気時自動車」が誕生しております。

もちろん、葬儀社によっては電気自動車の霊柩車を採用しているところもあります。

そうなるとエンジン音も静かで環境にも優しいため、
故人様への旅立ちをそっと包み込むような穏やかな気持ちになります。

技術もデザインも、故人様の想いが延長線にあるのです。

まとめ

今時の霊柩車は昔の宮型とはことなり、
昔のような派手さは全くありません。

しかし、その静かなたたずまいの奥には「人を想う優しさ」が詰まっています。

日常に溶け込む見た目でありながらも、
車内にはしっかりと旅立ちの時間が守られている・・・

そのような配慮こそが、現代の福岡の霊柩車が人を魅了する理由なのだと思います。

天国社コラム担当 葬儀社スタッフ椋野茉里の紹介はこちら


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