福岡市内をはじめ、福岡県内には主要な火葬場が数多く存在するのですが、
火葬を行う火葬場はいくつかの要因によって決定する事をご存じでしょうか?
そこで今回は、福岡県内の火葬場について
・福岡県内にある火葬場の料金・利用方法を解説!
・火葬場決定の流れについて
・火葬場手続き関係の方法とは!
以上3つの項目に分けて一つずつ詳しく紹介していきます。
福岡県内にある火葬場の料金・利用方法を解説!
福岡県にある火葬場は基本、公営・民営を問わずに各地域の住民に利用されています。
主要な火葬場を地域別に紹介します。
福岡市の火葬場|福岡市葬祭場(刻の森)
(住所)〒811-1355 福岡県福岡市南区桧原6丁目1-1
(電話番号)092-566-2551
(火葬料金)
・市内在住の方
大人(10歳以上) 20,000円
小人(10歳未満) 10,000円
死産児 3,000円
・市外在住の方
大人(10歳以上) 70,000円
小人(10歳未満) 35,000円
死産児 3,000円
控室(和洋室)→一律5,000円
※2階中央に待合所がありこちらは、無料で利用できます。
(設備)
告別室 6室
収骨室 6室
火葬炉数 26基
待合室 20室
館内設備 軽食・喫茶コーナー
キッズスペース 授乳室
喫煙所(屋外)
筑紫野市の火葬場|筑慈苑
(住所) 〒818-0003 福岡県筑紫野市山家3745-1
(電話番号)092-926-1892
(火葬料金)
管内の方
大人(10歳以上) 25,000円
小人(10歳未満) 15,000円
その他(胎児や体の1部など) 8,000円
管外の方
大人(10歳以上) 67,000円
小人(10歳未満) 40,000円
その他(胎児や体の一部など) 20,000円
控室
・和室→(市内)2,080円 (市外)3,350円
・洋室→(市内)1,560円 (市外)1,680円
※中央に待合所(ロビー)があり、こちらは無料にて利用できますが、飲食不可なのでご注意ください。
(設備)
告別室 3室
収骨室 3室
火葬炉 12基
待合室 和室(約40名収容可)4室
洋室(約20名収容可)8室
館内設備 レストラン 売店
喫煙所(屋外)
那珂川市の火葬場|華石苑
(住所)〒811-1223 福岡県那珂川市上梶原529-43
(電話番号)092-952-1262
(火葬料金)
市内在住の方
大人(10歳以上) 20,000円
小人(10歳未満) 10,000円
死産児1体 5000円
人体の一部・産汚物 100円
市外在住の方
大人(10歳以上) 80,000円
小人(10歳未満) 40,000円
死産児1体 20,000円
人体の一部・産汚物 200円
控室(和室)→無料で利用できます。
告別室 1室
火葬炉 3基
収骨室 1室
待合室 3室
館内設備 自販機 湯沸室 喫煙所(屋外)
古賀市の火葬場|北筑昇華苑
(住所)〒811-3134 福岡県古賀市青柳145-1
(電話番号)092-943-7921
市内在住の方
大人(10歳以上) 40,000円
小人(10歳未満) 20,000円
死産児 6,000円
市外在住の方
大人(10歳以上) 40,000円
小人(10歳未満) 20,000円
死産児 6000円
控室(個室)2時間4,000円
告別室 3室
火葬炉 16基
収骨室 3室
待合室 12室
館内設備 売店(営業時間・休業日有)授乳室
糸島市の火葬場|糸島市斎場
(住所)〒819-1623 福岡県糸島市二丈石崎400
(電話番号)092-325-0171
市内在住の方
大人(12歳以上) 20,000円
小人(12歳未満) 12,000円
死産児 6,000円
人体の一部 6,280円
市外在住の方
大人(12歳以上) 60,000円
小人(12歳未満) 45,000円
死産児 36,000円
人体の一部 23,040円
控室(個室)→無料
告別室 2室
火葬炉 5基
収骨室 2室
控室 4室
館内設備 自動販売機 喫煙所(屋外)
※上記であげた火葬場はあくまでも、福岡県内で主要な火葬場の一例です。
火葬場決定の流れについて
火葬場は地域の条例・及び慣習、遺族の希望に基づいて決定します。
通常、故人が亡くなった後は葬儀を行うために葬儀会社へ依頼するのですがその際、葬儀会社が遺族の希望をヒアリングしてから、その方に適した火葬場を提案するという流れが一般的です。
ちなみに遺族のヒアリングの内容としては、
◎遺族の希望
・故人が生前、火葬に関してなにか希望を示していたか
・特定の宗教儀式、それにより特別な手配があるのか
◎日程や時間
・遺族が希望する葬儀日に火葬場があいているのか確認
・希望火葬日に、他の遺族や家族が参加可能か確認
※火葬場休場(休館日)、年末年始などは特に火葬場への予約が集中する為、
希望日時が決定したら早めに葬儀会社へ伝え、
火葬場の予約をしておく事が大切です。
◎場所の決定
・火葬場へ行かれる遺族・関係者の方がアクセスしやすい場所
・在住している地域の火葬場
◎火葬場へ行く参列者の人数の決定
・火葬場での待合室の利用規模
※少人数であれば火葬時間、ロビーに座って待てますが
大人数であれば控室(人数により部屋の大きさも異なる所が多いです)を取った方が
リラックスして待機する事ができます。
◎特別な配慮へのヒアリング
・遺族への身体的な配慮が必要か(車椅子貸出を利用するのか)
・特定の文化的慣習及び個別の希望があるか
以上のヒアリング内容というのは、遺族が安心して故人を見送る事ができるための重要なプロセスとなります。
遺族毎に火葬場への希望内容は異なる為、葬儀社及び火葬場のスタッフが一つ一つ丁寧に対応します。
火葬場手続き関係の方法とは!
葬儀社により、火葬場への予約が完了した後の流れについてご紹介します。
①死亡届作成
故人が亡くなった後は、担当医師により「死亡診断書」が発行されます。
(不審死や事故死に関しては、検視を行った医師が発行します。)
死亡届の用紙は、死亡診断書及び死体検案書が一体化している形式のものが一般的であり、用紙の一部が死亡届となっています。
②死亡届の提出
死亡届を作成した後は、市区町村役場の戸籍課及び故人の住民票がある自治体の担当窓口へ提出します。
ちなみに、戸籍課へ行くのは基本、葬儀会社が代理で行う事が多いです。
死亡届の提出期限は、死亡後7日以内(国外で死亡した場合は3カ月以内)と決まっています。
③死亡届提出後
市区町村役場の戸籍課で内容を確認した後、役場より「火葬許可証」が発行されいます。
この火葬許可証がなければ火葬場予約完了していても、火葬場を利用する事ができない為、保管には注意が必要です。
(ちなみに葬儀会社が保管をして、霊柩車の運転手が火葬場まで持っていく事が多いです)
④火葬場利用料支払い
通常、葬儀会社が火葬場の予約及び手続、料金の支払いを代行するのが一般的です。
葬遺族が葬儀会社に葬儀費用を支払う際、火葬場利用料もまとめて支払うため、直接火葬場で遺族が火葬場料金を支払う事はありません。
なお、一部の自治体及び地域によっては、遺族が直接火葬場へ支払いを行わなければいけないケースもあります。
事前に、利用する火葬場がどのような料金支払いになっているか確認しておくと安心です。
福岡の火葬場まとめ
火葬場とは、人々が最愛の故人と一生の別れを告げる重要な施設です。
福岡県内には、数多くの火葬場がありますが故人を慎重に預かるのはもちろん、
環境保全や地域社会のニーズにも応える形で進化し続けています。
利用料金・館内設備に関しても、遺族がスムーズに利用できるように整備されています。
近年では高齢化社会により火葬炉の需要はさらに高まっています。
火葬炉は単なる施設という役割だけではなく、故人の敬意及び未来をつなぐ存在でもあります。
皆様もぜひ、地域の火葬場のチェックをしてみてください。