「仕事が忙しい」「葬儀が行われる場所が、家から遠い」
このようなお悩みを抱えていらっしゃる方も多いのでは。
その場合「どちらへ行けば失礼にならないのか?」
という疑問が生まれると思います。
その気持ちすごく分かります。
実際に、私も働いている以上なかなか思うように時間が取れません。
安心してください。
一番大切な事はあなたの気持ちなんです。
遺族へ心を伝える方法についてお話しますね!
理想と現実は別、あなたに「できる事」でいい
まず、通夜・葬式の違いについて簡単に説明します。
葬式→
通常の葬式において2日目に行われる故人様とお別れの儀式
通夜→
その前日の夜に行われる故人様への供養の儀式
つまり葬儀は「正式に故人様とのお別れを行う」事が
目的となるのですが、
通夜は「葬儀の前に故人様との時間を過ごし、別れを惜しむ」事が
主な目的となっております。
「両方いけるのが理想」ですが、
現代の生活ではなかなか難しいですよね。
無理して体調を崩す、また仕事を犠牲にする必要は全くありませんよ。
「どちらも本当は行きたい!」その気持ちがある事が大切です。
迷ったら、故人様との関係や生活から選択!
「どうすればいいか分からないからはっきりしたい!」
そんな方にこのような選択もあるという事を伝えますね。
故人との関係性からの選択
故人様と生前、親しい間柄であったのであれば、通夜へ
仕事や顔見知り程度の関係性であれば告別式がお勧めです。
生活の事情を優先してからの選択
遠方に住んでいる方であれば、
昼に行われる告別式の方が帰りの時間を焦らずに済みますよ。
仕事が忙しい方は、短時間で済む式(どちらかいい方)がおすすめです。
どちらにも行けない場合に関して
余談ですが、予定が合わずどちらにも参列できない方もいらっしゃいます。
参列できない方は、早めに「一言」を伝えておくと安心です。
「参列できないのですが、心よりご冥福をお祈りしております。」と
伝えるだけでもいいですよ。
香典について
香典を両方渡すべきなのか、悩まれる方もいますが
通夜・葬儀というのは「一連の儀式」となる為、香典は1回で大丈夫です。
片方に参列される場合は、参列する際に。
両方に参列する際は、葬儀で渡すのが一般的です。
(遺族の手続きがスムーズで、記帳も一度で済む為)
まとめ
「葬儀は一度きりなので、ちゃんと参列しなければいけない!」
そんな肩に力を入れなくていいんです。
大切な事は あなたが「故人を想う気持ち」を忘れない事です。
ぜひ、自分にできる範囲で行動してくださいね。
葬儀現役スタッフ 椋野