「直葬」という言葉を聞いた事ある方もいらっしゃると思います。
私も、聞いた事はあるのですが葬儀会社で働くまでは
正直どういったものなのかは分からなかったですし、
調べる事もありませんでした。
直葬とは・・・通夜及び葬儀といった儀式を行わず火葬のみを行う事です。
「葬儀の準備で疲弊したくない」・・・
そのような家族の願いから生まれた直葬。
葬儀という形式よりも個人を大切にして、
費用負担を半減できる選択肢となっています。
遺された家族が「本当に伝えたい想い」に集中できる
現代的なお別れの形を解説しますね!
負担軽減こそが、本当のお別れへの一歩!
直葬の大きなメリットとしては、
金銭的・精神的・物理的負担の大幅な軽減があります。
費用面での安心感というのは、
悲しみの中にいる家族にとって大きな支えになります。
ちなみに、直葬といえば亡くなった場所から
火葬場へ向かうというイメージはありますが、
法律で、火葬は24時間以上が経過しなければいけないと定められています。
では、ご遺体はどこに安置するのでしょうか?
葬儀社またはご自宅となります。
会館で葬儀をするとなれば、準備から始まり当日の対応といった
長時間に及ぶ葬儀に対するストレスがかかります。
しかしそのストレスから解放される為、
家族は、疲弊せずに故人との最後のお別れの時間に集中できるようにもなります。
家族が本当にしたい「お別れ」・・・
直葬は、葬儀の「形」を簡素化するというわけではなく
家族の心が動き出すスペースを生み出すのです。
直葬依頼後に家族がすべき事・・・心を整えるための3つのステップ
直葬を依頼した後、実際に何をすればいいか分かりませんよね。
ここでは、「必要な手続き」に関してをご紹介します!
葬儀社との打ち合わせ
葬儀会社を決定して最後のお別れを「直葬」に決めた後は、
ご遺体のお迎え時間及び必要な書類(死亡診断書など)の再確認をします。
焦る必要はありません。
信頼できる葬儀会社に教えてもらいながら
小さな不安でも1つ1つ解消していく事が大切ですよ。
家族だけの「お別れの時間」を設計する
故人様が火葬場へ到着した後は、告別室にて最後のお別れの時間がスタートします。
火葬場では棺に入れてはいけないもの
(金属製品・ガラス製品・爆発の危険があるもの)もあるため、
火葬場スタッフの方に入れていいものであるのか
確認してからにはなるのですが、
お花をはじめ、生前大切にしていた洋服や物などを
棺の中に入れたりする時間を過ごします。(告別室には制限時間がありますのでご注意ください)
その後、お焼香(宗派によっては別の方法もあります)した後、
故人様のお顔をみながら最後のお別れをします。
行政の手続きの準備を始める
火葬が終了した後もまだ、やるべき事はたくさんあります。
しかし、葬儀会社の仕事は葬儀をするだけではありません。
葬儀後も全力的にサポートいたしますので、葬儀社のサポートを受けながら
無理ない範囲でゆっくり進めていきましょう。
まとめ
直葬は、「形式よりも家族の想い」を尊重する選択の一つです。
葬儀会社に依頼した後は、
「葬儀社との調整」「家族だけのお別れ時間設計」「行政手続きの準備」と
3ステップを進めていきましょう!
負担を減らす事で経済的にも精神的にも個性あるお別れの時間を実現できますよ!
辛い時は、葬儀社に何でも質問してくださいね。
葬儀現役スタッフ椋野