昭和から平成、さらに令和へと時代が変わっていくについれて、
葬儀スタイルも「家族葬」を希望される方も増えています。
家族葬を選択される理由は、
・費用や準備の負担を減らしたい
・本当にごく1部の家族だけでゆっくり見送りたい…
このように、理由は様々あります。
家族葬といえば家族・親戚を呼ぶイメージですが、
そもそも、「親戚を呼ばない」事を希望される方もいらっしゃいます。
しかし、いざ親戚を呼ばない選択をした場合、
「後で角が立たないだろうか」「失礼に思わないだろうか」
このような悩みを書かけながら準備をされる喪主様がいるという事を私たちはよく耳にします。
そこで、今回は「家族葬に親戚を呼ばない」場合の
メリット・デメリットを整理して、後悔しないために紹介致します。
親戚を呼ばない家族葬のメリット
ごく1部の家族だけで最後の時間が過ごせるため、
故人とのお別れに集中できる事が最大のメリットではないでしょうか。
もちろん、それに加え費用や準備の負担が軽くなるという点も見逃せません。
特に高齢の方が喪主になったり、遠方から準備をしなければいけない家族にとっては、
非常に大きな安心材料になるのではないでしょうか。
あらかじめ、「本当にごく1部の家族だけで葬儀を行います。」と事前に伝えておけば、
伝えられた相手も「気を使わなくていい。」と受け止めてもらえるケースもあります。
親戚を呼ばないことで生じやすいデメリット
メリットがある一方で、もちろんデメリットもあるのが現状です。
皆さんが不安になる理由の1つに、
後々の人間関係に影響する可能性があるのではないかという点です。
人間というのは、誰しもが感情を持っています。
葬儀前には、呼ばれない事に納得していたとしても、
後から呼ばれなかった事で、寂しさや不満を抱かれる方も出てきます。
また、葬儀の準備でバタバタしているからと、
葬儀が行われる事自体、伝えていなかったら
「どうして葬儀ある事を知らせてくれなかったの?」などと
言われる事も珍しくありません。
また、これもよく聞くのですが小規模にした事で落ち着いて見送れた半面、
「やはりあの人にも参列してほしかった。」と後悔される方もいらっしゃいます。
大切なのは「なぜ、その形にしたいのか」をご家族の中でしっかり話し合う事が大切です。
まとめ
家族葬に親戚を呼ばないという選択は、
心穏やかに故人を見送れる事がメリットがある一方で、
後々の人間関係やご自身の気持ちに影響するデメリットも存在します。
どの規模の葬儀を選ぶにしても、
後だしではなく事前に自分の意志を共有して、
周囲への誠意をもって伝えておく事が一番大切です。
葬儀の形に「正解」はありません。
葬儀をするご家族が納得して、
安心して故人を偲ぶ環境作りが大切な事だと私は思います。
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