20代からはじめる優しい終活~未来の自分・大切な人を守るため

「終活といえば年配の方がするもの」と思われがちですが
実際は20代の方でも始める方が多いのをご存じでしょうか?

実は私自身、30代はじめに母親を病気で亡くした経験があるのですが、
その際、「もしもの準備」がどれだけ心のよりどころになるだろうと強く感じました。

もちろん、若いうちから不安に対して身構えておく必要はありません。
しかし、未来の自分や大切な人達のために少しだけ立ち止まって
考えておくのも悪くないですよ。

終活は、自分の終わりについて考える作業ではなく、
自分の人生を改めて見つめ、考える時間であると私は思います。

20代が終活をはじめる理由は、「不安」ではなく「前向き」な気持ち

ちなみに20代の4人中1人程度
終活に取り組んだことがあるという調査があるようです。

しかし、もちろん終活といっても老後の心配というわけではなくもっと
身近な事です。

・災害や事故というようなニュースを見た際、万が一の事を考えてみる
・私のように身近な人の死を経験して、自分の生活を少し考えたい方
・SNS上で、自分の今をどう生きるのか考える機会が増えた
・断捨離や部屋の掃除をする事によって気持ちの整理がつくようになってきた

このように日常の小さいきかけが、終活へと繋がっています。

決して真剣に1から物事を考える必要なんてありません。

私自身も母親を亡くした時、母親の形見をみながら様々な思いで
つぶされそうになりました。

そんな時間が続くと、悲しみの中で迷子となりさまよい続ける事になります。

だからこそ「若いからまだいいや!」と思うのではなく、
周りに言葉や形に残しておくと、安心につながりますよ。

終活は死の準備ではなく、今を生きるための時間

皆さんは日記やブログをつけたりしていますか?

一言でもいいんです。

・今後の目標や夢
・大事な写真、思い出のデーターは保存(または保管)する
・家族に将来伝えたい事がある内容をメモ書きしておく

たったこれだけでも、自分の気持ちがすっきりするのではないでしょうか。

私自身が経験したからこそ後で「やっておけばよかった。」というような
後悔はしてほしくありません。

まとめ

今回ご紹介したように、20代で終活を始めるのは決して早すぎる事ではありません。

むしろ、自分のこれからの人生を大切にしたいという気持ちがあるからこそ
できる事であると思います。

終活とは、「今を丁寧に生きるための準備」

皆さんも、時間がある際に自分が今できる事はなんだろうと考えてみてくださいね。

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