1月28日は「い(1)つ(2)わ(8)」の語呂合せで逸話の日です。
逸話というより雑学ですが、日本語には仏教由来のものがたくさんあります。
「挨拶」という言葉がありますが、禅宗では師匠と弟子の問答を挨拶といい、本来押したり迫ったりしながら互いの悟りが深いか浅いかを試すという意味でした。それが現在の日常的に礼を交わすという言葉に変わっていったのです。
また「果報は寝て待て」という言葉は良い事は自然にやってくるという意味で使われていますが、この果報は過去の行いの善悪に対して必ずそれに応じた結果があるという意味の言葉で、つまり因果応報のことです。本来は「果報は練って待て」といい、努力なくして結果は得られないという意味なのです。
大した話ではありませんが、雑学っておもしろい。

伊都会館 古藤