名残盆も終え、お精霊も極楽浄土へと無事にお着きになった事と存じます。九州の地ではあまり見掛けませんが、関東のお盆では、胡瓜の馬・茄子の牛おお作りになります。時に藁などでも作られてますが、由縁をご存知ですか?胡瓜の馬で早く帰り、茄子の牛で名残惜しくゆっくりと3日かけて、戻って行くといわれています。15日で送られる所、16日に送られる所と違いがあるようです。京都の五山の送り火は16日です。年々、お盆が簡素化している昨今ですが、奥ゆかしい日本の文化は、守りたいものです。 天国社 姪浜会館 齊藤 龍也