この前友人の子供さんが結婚しました。彼女は、生まれつきの難聴子です。友人は、その子供さんの為に環境の良い所と聞けば家を変りその子どもの為に必死でした。ご主人様も協力的でなんていい家族だと思っていました。もちろんその子供さんは、すくすくと大きくとても素直な心の優しい大人に育ちました。彼女はお年頃になり彼氏もでき結婚となったのです。23歳の春です。花嫁衣裳は、とても美しく驚くぐらいでした。この事で、5~6人の友人とお祝いの会食をしました。友人はとても嬉しそうでした。その影には、数え切れない苦しみがあったと思う。多くは言わなかったけど友人は子供さんが10歳をすぎるまで、本当に心から笑う事が出来なかったとその時に言った。顔には見せなかったけど、心の奥底では悲しみとの戦いだったと思う。彼女が両親に宛てた手紙を読ませていただきました。その文章は私の目を涙でいっぱいにしました。なかなか読み終わらなかった。障害であった事を一度も恨んだ事はない。私は障害であったから今があると・・・・・ 姪浜会館 伊藤