伴侶を亡くされてから長年色々とお手伝いをさせて頂いておりましたお客様を先日お見送りいたしました。病院に向かっている途中、ご自宅にご安置をして、会館に戻るまで、ご自宅から会館へお連れする間と・・・涙が止まりませんでした。私はご葬儀を担当させて頂く立場にありますから、勝手に仕事中に泣いている場合ではないと自分に言い聞かせてはおりましたが維持ができたのは通夜、葬儀のお式中だけで心はぎりぎりの状態でございました。
こんな私が、亡くなられたご本人、お見送りをするご家族の思うご葬儀のお手伝いができたのか。正直にいうとわかりません。しかし、いつもそうなのかもしれません。自分が今出来る精一杯のお手伝いをし、行き届かない部分もあって色々と勉強をさせて頂いて…この繰り返しなのです。その方にとっては1度きりの葬儀、この仕事は本当に難しいです。
姪浜会館 久保