葬儀社天国社によるスタッフブログ

晩秋を通りすぎ初冬のような毎日ですが、皆様お風邪など大丈夫ですか。

今日はどこのお宅にもある小さな物語です。

私の娘が嫁ぐ日に、花嫁姿の文金高島田を飾った鼈甲の櫛は、亡き母が嫁ぐ際に誂えたものでした。

67年を経て娘の佳き日の門出を祝ってくれました。

それから10年、この11月に娘の子供 つまり私の孫娘が七五三を迎えます。

七五三の晴れ着も今から30年前に、亡き母が娘のためにお支度してくれた着物です。

亡き母と私で反物から選び、母が一針一針丹精込めて仕立ててくれた晴れ着でした。

30年の時を経て、私の 孫娘の成長を祈る日の晴れ着として佳き日を迎える事ができる幸せをつくづくと感じています。

私の家の小さなお話でした。 姪浜 お客様相談係 田中多