六月の半ば頃、福岡市博物館で開催されていたポンペイの壁画展に行ってきました。

日本の博物館展示にしては珍しく撮影可能なところに驚き、中に足を踏み入れてみて更にびっくり。

壁画展のその名の通り、紀元前のポンペイの壁画がそのまま展示してあったのです!

ポンペイは火山の噴火で埋まってしまったイタリアの古代都市で、紀元前頃栄えていたと言われています。

発掘調査により見つかった壁画一枚一枚を切り取って、とっても厚い額を側面にくっつけて、

一枚のパネル絵に仕立て上げるといった様相でした。

その壁画をしっかりとした金属で博物館の壁に固定し、壁に壁を展示するというなんとも不思議な光景です。

そんな展示の仕方に驚き、紀元前に遠近法や陰影を利用した見事な絵が描かれていたことにまた驚き…。

驚きだらけの壁画展でした。

  姪浜会館 事務所 西川 みのり