福岡の葬儀・家族葬 施行事例
お花を入れながら、釣りの話を——笑顔と涙が重なったお別れ
お花入れの時間、棺へ納められたのは花だけではありませんでした。
生前に読まれていた文庫本。
アイス、チョコレート、CCレモン。
そして、火葬できる素材で作られた小さな釣り道具。

故人様は、釣りがお好きでした。
ご家族が釣り道具を棺へ納めると、その場では故人様との思い出話が続きました。静かに黙って進むお別れではなく、花を手向けながら言葉を交わす、にぎやかな時間です。
施行後の記録には、その様子が「笑顔あり、涙あり」と残されています。
「釣りの写真があります」
そのお別れにつながる話は、前日の打ち合わせですでに出ていました。
故人様のお写真について相談していたとき、ご家族が口にされたのが、
「釣りの写真があります」
という言葉でした。
手元にあった写真の中に、故人様が釣りをされている一枚がありました。
大きな遺影写真を新たに用意するのではなく、手元に残しやすい大きさの写真を準備することになり、その候補として釣りの写真が挙がりました。スタッフは、ご家族が持っていたその写真を預かることにしました。
打ち合わせの中では、故人様の人柄について長く説明する言葉はありませんでした。
それでも、「釣りの写真があります」という短い会話から、ご家族が故人様を思い浮かべたとき、釣りをされていた姿が自然に出てくることが分かりました。
釣りを、棺へ納められる形に
写真の中にあった釣りを、最後のお別れにも残せるよう、スタッフは火葬できる素材の釣りセットを用意しました。
通常の釣り竿や仕掛けには、棺へ納められない素材が使われていることがあります。そこで、最後にご家族の手で納めていただける形の釣り道具を準備しました。
あわせて、故人様のためのアイスと、ご家族の分のアイスも用意しました。
当日、棺のそばには釣り道具だけが置かれたわけではありません。
故人様が読まれていた文庫本や、アイス、チョコレート、CCレモンも並びました。
読んでいたもの。
口にしていたもの。
好きで続けていたこと。
異なる品々が、故人様の日常のそれぞれの場面につながっていました。
スタッフが用意した釣り道具も、その品々とともにご家族へ渡され、最後は一つずつ棺へ納められました。
釣り道具を手にして、始まった思い出話
お花入れが始まると、ご家族は文庫本や好物を、花と一緒に故人様のそばへ納めていきました。
そして、釣り道具を納める場面になると、釣りをされていた頃の故人様について、思い出話が広がりました。
何を話されたのか、その一つひとつまでは記録されていません。
残っているのは、釣り道具をきっかけに話が続いたこと。そして、お花入れの時間に笑顔と涙の両方があったことです。
通夜の参列は10名。
ご家族を中心としたお見送りだったからこそ、決められた進行だけで時間を埋めるのではなく、故人様について話しながら、ゆっくりと花や品物を納めることができました。
打ち合わせのときには、一枚の写真を示すために出てきた「釣り」という言葉。
お別れの日には、それが小さな釣り道具となって、ご家族の手に渡りました。
釣り道具を棺へ納めたあとも、ご家族の会話は続きました。
施行後の記録に残る「笑顔あり、涙あり」という言葉が、その時間をよく伝えています。
ご葬儀情報
葬儀形式:家族葬(通夜・葬儀)
会場:和白会館
使用会場:家族葬ホール
宗派:浄土宗
葬儀:2026年6月
通夜参列:10名
よくあるご質問
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対応できます。和白会館をはじめ、ご希望とご事情に合わせた会場・かたちでお手伝いいたします。宗教者との連携やお作法の確認も、担当者が事前に丁寧に行います。24時間365日、まずはお気軽にご相談ください。
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お葬式のあとの手続きは、どこに相談すればよいですか?
ご納骨や法要、その後のお手続きについても担当者がご案内いたします。分からないことが出てきた時点でお電話いただければ、その都度ご説明しますので、お葬式が終わったあとも遠慮なくご相談ください。
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